BOB

ゴジラ キング・オブ・モンスターズのBOBのレビュー・感想・評価

3.6
モンスターヴァース第3弾。

「さらば、、、友よ。」

『ゴジラ』『モスラ』『空の大怪獣 ラドン』は鑑賞済み。

Wow!
ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラと、日本が世界に誇る東宝4大怪獣が、ハリウッドの力で夢の共演。こんなにも惜しげもなく登場させるのかと驚いたし、とても興奮した。迫力満点の怪獣バトルが観れただけで個人的には満足。

好きだった所。
・4大怪獣の登場シーン(特に、神秘的で幻想的なモスラ)と、『キング・オブ・ザ・モンスターズ』爆誕シーン。
・"モスラ〜やモスラ〜"♪、"ゴジラ ゴジラ ゴジラがやってきた"♪オマージュのサントラ。
・一作目では名ばかりだったDr.Serizawa(※芹沢博士ではない)に見せ場が与えられたこと。
・キングギドラの頭が再生。

悪かった所。
・反核のコンセプトが消滅したのはまだ目を瞑れるとしても、あのオキシジェン・デストロイヤーを軽々しく使用したのは許し難い。
・お粗末なラッセル家のドラマ。はっきり言って蛇足。"大怪獣バトル&その対応に追われる無力な人間たち"に絞るべきだったのでは? "怪獣はモンスターかそれとも生物か"論争もここに組み込めば問題ないかと。

その他。
・ストーリー構成まで日本のゴジラ映画を意識した前作より、"これがハリウッド版Godzillaだ!"と開き直っている本作の方が乗りやすかった。
・各怪獣にイメージカラーを導入するなど、暗闇シーンがかなり見やすくなった。
・怪獣映画は、バトルシーンより登場シーンの方が好き。
・モスラvsラドンは相性悪すぎ。モルフォンvsファイヤーみたいなもん。
・サノス思想に突っ走ったエマ・ラッセルに、"クイーン・オブ・ザ・モンスターズ"の称号を授与したい。

"Long live... the king."

"Sometimes... the only way to heal our wounds is to make peace with the demons who created them."

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