5/31_大泉#1字幕
なんじゃこりゃ。
テンポ良く、個々の絵面も悪くはないのだが、映画として単調なのが致命的。怪獣暴れる→人間茫然→誰かしらが「説明」始める。
基本このパターンが繰り返される。この説明が無駄に長く、また要領を得ておらず、話がつまらない人の話を延々と聞かされる苦痛に似ていた。
期待の怪獣パートもまた然り。
怪獣Aが人間追い詰める→人間顔ひきつる→怪獣Bが横から邪魔?する。
このパターンも何回繰り返されただろうか。単発の絵面がいくら決まっていても、この単調さが台無しにしていた。
どうでもいいやと投げやりに感じ始めた頃、周囲でトイレに立つ人が異常に多かったような。さして長い作品でもないのに。
待ちくたびれたゴジラ復活からのギドラ戦。
全く共感できない異常家族のドラマになんて期待しないから、せめて最後くらいは気持ちいい死闘を見せてくれ〜の祈りも、いちいち人間のリアクション芝居を挟むダメな編集で寸止めを喰らい、カタルシスに欠ける決め技(ギャレゴジはここが良かった)で最後まで乗れずに終わる。
怪獣たちがゴジラに平伏す(笑)ラストにいたっては、今これを見ている自分が恥ずかしくすら思えた。
ウルトラマンで育ち、ギャレゴジ・髑髏島・シンゴジラ・パシリムなど怪獣映画が大好きなのだが、本作にはどうにも乗れず残念。