このレビューはネタバレを含みます
あたしにも子供時代ってのがありましてね，当時から映画少年だった私は母親にねだって東宝漫画まつりに連れて行ってもらいました．目的は当然ゴジラシリーズ．これまた当時から落ち着きのない少年だった私はゴジラが吠える度に自分で翻訳して劇場で叫んでいました．迷惑な子供です．今の私がそんな子供見たらぶん殴ります．でも2019年に怪獣と会話するゴジラ作品が登場するとは思いませんでした．あたしが時代を先取っていたのですね．こんばんわ三遊亭呼延灼です．
公開からあたしが視聴するまでの5日間，ネタバレをいかに回避するかに腐心する日々でありました．そんな日々でもうっすらと人間側の物語が弱いという噂が耳に入ってきました．で実際に視聴しましたが，人間側の物語が弱い・・・なんてもんじゃありませんよ，ありゃ．今更FF7観せられても．しかも人間寄生虫説でございますか．さすがにちょっと鼻白みました．ケン・ワタナベのシーンで盛り返すかと思いましたが，ゴジラをまるで理解できるかのような言動の数々でまた興ざめ．お前ら，またゴジラにシェーさせたいんか？
その反面怪獣シーンは興奮しました．ギドラの電流放射，火山から出現するラドンの禍々しさとモスラの神々しさ（もっともこの２体の戦闘に意味があったかどうかは不明です），そして海より現出するゴジラの圧倒的存在感．幸いDOLBY-ATMOSでの視聴だったのでIMAX級の音圧が心地よかったです．MOVIX八尾で今度爆音上映されるようですが，八尾に行くのはやだなぁっと．いえね，あそこでお呼ばれしたときに，おしっこちびるくらいにスベった事あるんですよ．あたしには鬼門です．
ギドラさんが嵐雲にお隠れになられたりバトルが夜だったりで，金ピカ成金怪獣のお姿を確認できなかったのは残念でしたが，次のキンゴジに再登場する可能性が残されておりますから，次こそは期待しましょう．
キングコングといえば，登場した蜘蛛怪獣ってバンブースパイダーの亜種かなんかですかね？
