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ゴジラ キング・オブ・モンスターズのt0moriのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ぼんやりしてたら、観てから2週間も経っていた😅 別に書きあぐねていた訳でもなく、かと言ってどうしても書いておきたい!と言うこともなく、何となく……。

個人的には前作、通称ギャレゴジがまったく合わなかったので、今作の方がはるかに好感であった。
前作はどうも『ゴジラ』と言うものを崇め奉ってしまってるのか、かと言ってそれを踏襲して用意した何もかも(原発での放射線描写然り討伐作戦然りムートーのデザイン然り)すべてが薄っぺらく、おまけにトドメの芹沢博士@ケン・ワタナベのセリフにずっこけたのだが、今作は最初から怪獣バトルのみに特化しており、潔く気持ちのいい映画化であった。

出てくる人間、みんなどうかしてる感じも、シナリオの甘さも、ガチンコ怪獣バトルに満足したからすべて許す。そんな映画でありました。
でも、エモーショナルな部分に訴えてきたところがなかったわけではなく、例えば終盤のゴジラ喝入れシーンとか、ああ、芹沢博士はずっとゴジラになりたかったんだ、とか思って、ラストの神々しくも生まれた怪獣王に、彼を重ねてみたり。ふと1作目を見直してみようか、と思ったほど(結局観てないけど)。

惜しむらくはメインの4モンスター以外に、魅力的なのが1体もいなかったところかな。前作のムートーといい、どうもあちらの怪獣は、動物とかモチーフ以上の何かを感じないのがつまらない。
怪獣じゃないけど、『エイリアン』くらいじゃないだろうか? あれは物語の主題以上に香りとデザインが見事に融合した、美しいモンスターだった。

追記:いくつか書き忘れたことを思い出した。

エンドクレジット序盤のエコロジー回帰的なあれ、要らなかったなぁ。あのご都合の良さったらガッカリ。そう言うことが始まりましたよ、くらいは匂わせてもいいけど、すべて新聞記事でおざなりにやられても萎えるばかり。

それと、劇中、マディソンちゃんがいつ鼻血を垂らしながら異能力を発揮するんじゃないかと、ドキドキしてた。したらしたで爆笑しただろうけどw(どうでもいいか^^;)
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