筒井道隆の話が切なかった。妻を震災で亡くしボロボロになっていた時に、ボランティアに優しくされて、それに寄りかかって、相手の気持ちを勘違いしてプロポーズしてしまう。わかる気がする。悲しい。この前違う映画の時にも書いたのだが、「おれ、何してんだろ」(福島弁で)というところがあって、やっぱりある程度変なことをやって、やっと自分で気づいて前に進めるもんなんだよなと思った。
最後のバスのお見送りのシーン良かった。大人の2人という感じがした。
真面目に？引きこもりすぎて、ちょっと行き詰まりかけていたところ、友達が「深夜食堂」のドラマの方を見ることを勧めてくれた。自粛期間中、連続ドラマにハマった人はたくさんいたと思うのだが、連続ドラマにハマることになぜか抵抗がある。でも、せっかく勧めてくれたので、映画の方を見ることにした。
常連のお客さんたち、ゲストの人たち、もちろん主役の小林薫、なんか安心感があって、ホッとする感じがいい。
適度な人情話というのだろうか、ビミョーなところで踏みとどまってる感じがして、その加減がうまいなぁと思う。
