きゃん

忘れないと誓ったぼくがいたのきゃんのレビュー・感想・評価

4.0
平凡な高校生葉山タカシが恋をしたのは、会った数時間後には会った人の記憶から消えてしまう不思議な少女織部あずさ。避けられない運命に向かって必死にもがこうとする2人の恋愛青春ファンタジー。

ファンタジー系で現実ではありえない話はあまり好きではなくて劇場公開されてたときは避けた作品。レビューの評価が良くておもしろそうだったので鑑賞。
期待以上の作品だった。記憶喪失になる話はよくあるけど、周りの人たちが1人の人を忘れてしまう、思い出せなくなるという設定は新しい。ラスト3分の展開は辛すぎて、切なすぎる。迫力はないけどインパクトがあり余韻が残る。

自分は忘れないのに、自分が忘れられていく。
覚えてくれていたとしてもいつかは忘れられるかもしれない。忘れられることへの恐怖心は永遠と続く。
「あなたの知らないっていう顔を見るのはもう辛い」
彼女の言葉、表情が切なすぎて胸が痛む。

だんだん忘れられていくもどかしさ
彼女を決して忘れまいと必死にもがく

それでも忘れてしまう

「時間だけは残る。たとえどんなに記憶をなくしても2人で過ごした時間だけは奪えない」
この言葉に彼女は救われたのか、それとも余計辛くさせたのか。

村上虹郎くんの素朴な演技好きだなー。
主題歌のクリープハイプの2LDKが映画に合ってた。