このレビューはネタバレを含みます
意外と、さくっと観れる映画。
ジェイ?の奥さんの亡くなった息子のエピソードにジーンときた。
そりゃ、自分の息子は亡くなって「国のためによくやってくれた」なんて言われても報われないし、なんでトッドの息子は救われるのよって思うよね。いくら神を信じてもなんでうちの子は死ななきゃいけなかったのって、思うよね。
でもそこをトッド本人に話したのは言った方も受けた方もすごいと思う。
そして私はどの宗教の信者でもないし戦争とかしない限りはどの宗教もリスペクトしてるけど、やっぱり「あなたがあなたの子どもを愛するのと、私が私の子どもを愛してるその愛に違いはあると思いますか?違いませんよね。そのように、神の私たちへの愛も平等なのです。」ってジェイの奥さんに伝えて、彼女が納得するあたりは宗教とか信じる力のパワーの強さを感じた。
良い悪いとかほんとに言えないけど。
この地球ではわかってることって全体のほんの一部でしかなくて、でも分かってないことのヒントもいっぱい散らばってて、なんかあともう少しで何か大切なものに手が届きそうな全然遠くにあるような…そんな感じがする。絶妙に、私たちにバレないように色んなヒントが隠れている気がする。
私が信じるものは目に見えないものも見えてるものもあるけど、でもまだ天国にいない今は、ここでできることをするべきな気がする。天国を夢見るだけじゃなくて。
誰も、何も、何が正しいことや善いことなんてわかんないけど、一人一人の傷が癒されることと「愛」っていうものすごく曖昧で素晴らしい何かを求めて行動し続けることが、どこか素晴らしい場所に導いてくれる気がする。それが天国なのかどこなのかはわからないけど。