まいたけ

レフト・ビハインドのまいたけのレビュー・感想・評価

レフト・ビハインド(2014年製作の映画)
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ひさしぶりに、なんかすごいのを観たな………という映画に出会った。自分の中でのニコラス・ケイジの評価がどんどん下がっていくなぁ。今ですら“ああ、ニコラス・ケイジか、やめとこう…”とカーソルを先に進めるのに。
と、レビューを書き始めた当初は思っていました…

ご都合主義もここまでだと突っ込むのも野暮だと思うので、肝心の聖書の部分を調べてみた。人々が突然消える現象を、携挙(Rapture)といい、その後3年半の患難時代が、さらにそのあと3年半の大患難時代が訪れる(黙示録6章)。最後の審判の前には、終末の音(Apocalyptic sounds)が7回なりひびくといい、YouTubeにはその音を捉えた、という動画が山ほどある(いくつか見てみました。怖い)。
携挙されるものは、聖書を心から信じている人たちで、ラッキーな彼らは肉体の死を経ずに天に挙げられる幸運なものとのこと。
そして“その日”は突然やってくる……こうしてちょっとググるだけで本当に怖い。ハッタリでもなんでも、黙示録第○章×にこんな記述が…みたいな話だけでハラハラドキドキになるのになぁ。そして自分はぜったい携挙されないだろうな。

要するに映画で描かれたシーンのあとにめちゃくちゃハードな7年間が待ってるわけで、これからさらに人類の1/3は死んじゃうと思うと、これは決してご都合主義のハッピーエンドじゃないな……ということにクリスチャンの人たちはなるのかもしれない。

「ユナイテッド93」は10年くらい前に新幹線で観たけど、地面を走ってる新幹線ですら恐怖で早く降りたくて仕方なかった。でもこの映画は明日にでも飛行機に乗って海外旅行に飛び立てる。というか飛行機で観ても大丈夫…と思っていたけど、いろいろ見ているうちに怖くなってきた。
まあ基本的には別の映画を観るのをオススメしますが。
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