さうすぽー

レフト・ビハインドのさうすぽーのレビュー・感想・評価

レフト・ビハインド(2014年製作の映画)
1.0
自己満足点 10点

※こちらのレビューは酷評を行っています。あくまで個人の意見だけを話してはいますが、この映画が好きな方は注意が必要です。

さて、「メッセージ」がベスト映画の一つであるならば、こちらは平成のワースト映画の一つです!

今は数々のB級映画に出ているニコラス・ケイジが主演。
飛行機内や地上で突然人々が消えるという設定なので、その設定自体はパニック映画として良い題材だとは思うんですがね。

何が一番ダメかって、とにかく退屈でつまらない!

これ本格的に話が動き出すまでに30分くらいかかるんですけど(その時点で長すぎるが笑)、その間何をやっているかと言うと、パイロットであるニコラス・ケイジが飛行機を離陸する下りだったり、娘と会話してたり、母がキリスト教の教えの話を長々と語っていたりするのですが、どれも興味深くなくて本当に面白くないです!
別にミステリー映画のように上手い伏線を敷いてるわけでもありません。
「パルプ・フィクション」のように面白い会話も全然ありません。

そして、肝心な「人々が突然消える」時の演出は何と、
ただの映像の切り替えだけです(笑)
娘が弟とハグする場面があって、その瞬間次の映像に切り替わる時に服だけが取り残されて弟がいないという演出なのですが、はっきり言って今時Youtuberさんでも結構やってる演出だし、頑張ればド素人な自分だって出来ると思います(笑)

「アベンジャーズ/インフィニティウォー」の最後みたいに、人が灰になって消えていく演出だったらおぞましいし緊張感あったと思うのですが、これじゃ何も怖くないです。
怖がらせ方下手くそか!

あと、劇中で「世界に終焉が訪れる」と何度か言ってますが、ぶっちゃけて言うと「人々が消えた」事以外は何が起こってるか全然わかんないです(笑)
乗ってる飛行機がピンチになっても原因はよく解らないです。

その他にも突っ込みどころは満載です。
飛行機内で非常事態になっているにも関わらず乗客がシードベルト全然付けてないし普通に出歩くし、
一般客を何故かコックピットに入れちゃうし、
地上では何故か車が意味無く店に突っ込んでくるし、
ニコラス・ケイジの娘に対して意味無く銃を向けてる奴がいたり、
何がしたいのか全然わかりません。

ストーリーもつまらなければ、キャラクターも好きになれないし演技もみんな臭くて酷いし、良いところが全然見付からないです。

自分は普段、映画のレビュー書くときは必ず良いところを見付けて良いところも書きます。
実際、「恋空」や「劇場版コードブルー」でも良いところはありました。
この映画はもはやお手上げです(笑)

「実写デビルマン」みたいな駄作映画はまだそれをネタにして笑うことが出来ますが、この映画は退屈なので眠くなります。

(余談)
忘れてはいけないのが、自己満足点はいつも100点満点で採点しています。
Filmarksでレビューを書き始めてから10点を付けたのは初めてです(笑)