ﾛｰｼﾞｰにとっての人生最良の日!から12年前、さらに何年か前に戻りながら、ｽﾄｰﾘｰは進んでいく。
時間軸も場所も恋愛も変化は多いし、展開もはやいんだけど、内容はわかり易くﾎﾟｯﾌﾟな音楽とﾎﾟｯﾌﾟな色彩で終始明るい雰囲気に包まれる。
ﾛｰｼﾞｰとｱﾚｯｸｽは6歳からの幼馴染。
その縁は長く続き、18歲になった頃には何でも話せる気の合う親友になっていたが、、
どんなに近い関係で、お互いを必要としていても、一生一緒にいたいと思う感情がすれ違ってしまうとなかなか片方は行動に移せない。
というか行動していたとしてももう片方が踏み出せない訳だから結局は上手くいかない。
それが幼馴染で、関係を壊したくないと思えるほどの大切な存在ならなおさらだろうな。
本当に恋愛には時の流れとか、ﾀｲﾐﾝｸﾞって大きいことを痛感する(^^;;
割と2人とも恋愛体質で、あまり何も考えずに決断してしまうあたり、ﾘｱﾘﾃｨがある。
きっと若い時からきちんとした考えを持っている人からすれば信じられないような展開なんだろうけど、自分が若い時を思えば何となく理解はできる(^^;;
内容の割には家族の温かさや、本人の前向きさに救われる。
ただ、ﾛｰｼﾞｰの言う決断の場面は何度かあるんだけど、そこに成長が感じられず、(実際は成長があったとしても最後まで薄くしかえがかれていないとしたら)残念。
結末ありきのｽﾄｰﾘｰ展開にならないような何か芯のある決断がえがかれていればまた違った後味だったかも。
