やまぐ

あと1センチの恋のやまぐのレビュー・感想・評価

あと1センチの恋(2014年製作の映画)
3.5
「好きじゃないと思う」って勧められて見たけど、思ったよりも嫌いじゃなかった。たぶん、アレックスではなくロージーに感情移入できたからだと思う。


自分的なここ好きポイントは、要所要所にあった一般通行人。
なんて言うのかな。空港の場面とかダンスの場面、喧嘩する場面は、登場人物たちにとってめちゃ大事な場面だと思うんだけど、そんな場面でさえも当たり前みたいに普通の人が歩いていくのがツボだった。
映画だからアレックスとロージィに焦点が合ってたけど、きっとこういうのは当たり前の事なんだろうなって。
本心では好きなんだけど、なんとなくなぁなぁで違う人と付き合ったり、だけどやっぱり理想は別にいるから彼女とうまく行かなかったり。そういうのを皆が抱えてるんだろうな、みたいな。
自分に経験がないから分からないけど。知らないことを教えてくれる映画ってすげー。


エンディングのセリフで、言いたいことがあるって言ってから「愛してる」みたいな言葉じゃなくて、「ダンスに行きませんか」だったのも良かった。そこなんだなぁ。

最後に出てきたり、原題だったりする“LOVE, ROSIE”が、父親への手紙っぽさ出てて好き。亡くなる前日に書かれた手紙への返信かな?みたいな。


ちなみに推しガールはベサニー。
高校の頃からアレックスが好きで、大人になってモデルとして大成功したけど結局アレックスを選んで、なのにアレックスがロージィを好きなことを察して、ちゃんと別れて。健気か。



結局恋愛ってタイミングなんかなぁ。ルビーの結婚含めて。
結婚する気は微塵もないけど、結婚するなら同じコースじゃなくて同じゴールを目指せる人がいいな、と思った。結婚がゴールじゃないからな。しらんけど。
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