さすらいの旅人

あと1センチの恋のさすらいの旅人のレビュー・感想・評価

あと1センチの恋(2014年製作の映画)
3.5
友達関係を超えられないあなたへのラブストーリー作品。CATV/ザ・シネマ録画視聴。

映画のオープニングは、主人公ロージーが男友達のアレックスの結婚式のスピーチから始まる。その辛い場面に流れる曲はバート・バカラックの名曲「恋よさようなら」。
この曲を聴いた時、場面にピッタリの曲であり、何とセンスの良い映画だろうと私は思った。この映画にはこの曲の他にも懐かしの名曲が多数あり、場面によって流れる。洋楽好きにはたまらない映画である。

この映画は両想いの幼なじみが、友達関係を超えられず、すれ違いの12年間を描くラブストーリー。題名の1センチは意味不明であるが、それだけ近い関係と言うことだと思う。

見ている方がイライラするぐらい遠回りの恋は切ない。数えられない試練が両者を襲います。それは映画として、非常に意地悪なシナリオであり、少しやり過ぎではないかと思うくらいの連続である。
そして、ラストはオープニングシーンのその後の予想外な結果が待ち受けます。

この映画の教訓は、「愛してる」「好き」は口に出して言わなければタイミングは得られないと言うことかなあ。そして、キスは早めにしましょう。