みほみほ

風邪 ふうじゃのみほみほのレビュー・感想・評価

風邪 ふうじゃ(2013年製作の映画)
2.5
この質感で2014年公開の映画な事にびっくりした。てっきり15年前くらいの映画だと思っていた。恐るべき低評価になる謎が少し分かった。

冒頭の雰囲気に惹きつけられて、こりゃ好きなやつだぞ?!と直感で思い、30分くらい集中していた。真木栗ノ穴を観た時のような感動に浸っていたのもつかの間…
あれ??途中からそっちに行くのかい!!と落胆してしまった。

面白い空気を持っているのに、何故か裏側をさらりと見せてしまう事で安っぽくなっていってしまう。見せたところで 意味(というより目的)が釈然としない。

違う方向に行ったら絶対面白そうなのに、そっちに着地するかいな…と途中から戦意喪失しながらも最後まで観ていった。

窪塚洋介の謎めいた雰囲気と、柄本明さんの怪演は安定の良さ。お!リングの監督?と思いきや、マメシバでおなじみのべーちゃん(高橋洋さん)がダークな役柄で出ていたり、個人的に楽しめる要素がそこらにあったけど、結局何だか分からないまま ただ作り置きして世に出してしまったような邦画によくあるパターンになってしまっていたのが残念だった。

謎めいて終わるにしても面白さは欲しいし、少しずつ明かしても意味が伝わらなければ独りよがり映画になってしまうし、勿体無いなと思った。

それにしても、小西真奈美の色っぽさは良いのだが、泣きの演技は頂けない。変な声に聞こえてしまうし、意味わからない系統の邦画って何故か ぼんやりエロスとグロで誤魔化す節があって、もやもや…。

高橋洋さんの演技がもっと見てみたくなった。皆さんの低評価も納得な意味が薄弱な映画だったが、冒頭の面白そうでワクワクする雰囲気は好きでした。

窪塚洋介といい、小西真奈美と言い、黒目がちな俳優さん達のアクセントで謎めきがあったのは良かったけど、スッキリしない独独な空気を持った自由な作品でした。

🌝2019年14本目🌝