あくとる

モーグリ: ジャングルの伝説のあくとるのレビュー・感想・評価

3.5
ジャングルブック関連作として鑑賞。
当初のタイトルは『Jungle Book:Origins』となる予定だったそうですね。
こちらも負けじと豪華なキャスト。
監督はあのアンディ・サーキス。

比較すると本作は動物たちの表情がより豊かでアニメチック(自分はJungle Bookの方が好み)。
また、"自然界の厳しさ"や"人間たちの残酷さ"といった『ホラー(スリラー)面』をより強調しているのが特徴。
特に猿たちに連れ去られるシーンや、カーとの対話シーンはシンプルに恐ろしい。
終盤のあるシーンには思わずゾッとしました。
愉快なシーンもありますが、全体的には子供向きではないハードさ。

前日談として補完するにはちょうどいい具合の作品ではないでしょうか(毛色が結構異なります)。
これといって大きな減点ポイントはありませんでしたが、加点ポイントにもいまいち欠けるのが残念。