この映画を観ていてしょっちゅう抱いた感情は、"さみしい"だった。
みんな心のどこかにぽっかり穴があいていて、それを埋めようとSNS上に助けを求める。そこで見つけた自分の居場所は、穴に蓋をしてくれるけど埋めてはくれない。やっぱりさみしいな、そんな感じ。
みんな何かしらの過ちを犯すまで、事の重大さに気づけない程感覚が麻痺してるのが見てて怖かった。
そんな中、会って話してただ一緒に時間を過ごしてゆっくり着実に育まれていたティムとブランディの愛はこの映画では救いだったし、ほっこりした。かわいかった。
そんな愛を、子を想ってるつもりで悪気なく奪いかけた母親がサイコすぎる。
色々考えさせられるって言ったら軽く聞こえるけど、良くも悪くもそういう映画だった。人のふり見て我がふり直せじゃないけど、見つめ直す良いきっかけになるはず。
