愛犬家で有名なトム・ハーディがついにワンコと共演!な男渋い犯罪ドラマ
原作者のデニス・ルヘインの作品には『ゴーンベイビーゴーン』『ミスティックリバー』『シャッターアイランド』などがあって、うん、それに引けを取らない緊張感と人間臭さ、そして「ある秘密」も隠されていたりもして、トムハが終始カッコよすぎてブワーと2回観た!
いわゆる「犯罪のシガラミ」系
でも、そこから逃れようとするのではなく
神に決して許されない事を自覚しながら
たとえその中でも、最後の良心は捨てきれずにいる男の懺悔っていうか
犯罪に染まりきらない「野暮ったさ」みたいなのが逆に良くて、トムハにそれがハマリまくってて、キュンキュンなった♪
で、そのままで終わらん「種明かし」的な展開とか、大事な事は決して話さない(=描写しない)いとこ同士の独特の会話とか、それに纏わる、裏切りとか決別とか、そういうのが大袈裟ではなく静かに描かれて、裏社会のしかも「下請け」で生きるしかない犯罪者の十字架ってのが、徐々に圧し掛かってくるんですよね
絶妙な接点で繋がっていく脇役陣も渋い♪
『おとなの恋には嘘がある』が勝手に遺作やと思ってたジェームズ・ガンドルフィーニの、熊さん加減と、ある種、彼が牽引していくサスペンス性、そしてなんと言ってもその顛末が遺作だけに感慨深い
何気にトムハより大柄なスーナールツの、イメージを覆すようなキャラとか
いつもド安定すぎるノオミ・ラパスとか、見ごたえ充分♪
『オンザハイウェイ』よりこっちの方が好きかも
きちんとちょっとずつ大きくなっていくワンコとトムハの共演シーンは、ファン必見ですぞ!