ロサンゼルスをシャークネードの襲撃から救った夫妻が、訪問先のニューヨークにて再度サメの襲撃を受けてしまう。前作から物語が継続している、シリーズ第2作目。低予算専門のアサイラムが手掛けている。
本家「ジョーズ」シリーズは、サメとの対峙が宿命付けられているファミリーの数奇な運命を描いたドラマだが、本作においても、それと同じ系譜が引用されている。加えて、「トワイライトゾーン」「死霊のはらわた」からの小ネタも散見される。
前作に比べると、予算に余裕が出てきたらしく、ロケーションが豊富になっている。荒唐無稽なサメ撃退法や、襲われた人間の死に様を見世物的に披露していく「死に方選手権」も単純に面白い。
「サメをともなった南風が北上し」というカオスな天気予報が抱腹絶倒の面白さを誇っており、固有名詞「サメ」の汎用性の高さに気づかされる。消防署長役で唐突に登場する、カート・アングル（プロレスラー）にビックリ仰天。
