仕事をバリバリこなすやり手のサムが、銃乱射事件で息子を亡くしてから、酒におぼれて転落していく。
生前息子が作った曲を歌うことで、生き甲斐を取り戻していくのだけれど…。
完全に観る側の思い込みなんだけれど、途中で「エッ⁉️」となった瞬間から、景色がクルリと変わる。
こんな手法もあったのか😱
サムの苦しさ、辛さが、急にぐぐっと迫ってくる。
キャストがいい🥰
若者とバンド組んで歌っても、飲んだくれてズタボロの生活でも、さまになるビリー・クラダップ(サム)。
ひとなつっこくて、可愛げがあって、一途な役が似合うアントン・イェルチェン(クリスティン)。
世の中のいろんなことがお見通しのような、頼れる楽器屋の親父役ローレンス・フィッシュバーン。
息子に死なれた父親の話は、つい先日観た『星の旅人たち』もそうだった。
母親に比べたら、父親の辛さなんて…と思ったりしてたけど、男同士でしかわからない何か強く大きな喪失感…やらなにやら、あるんだろうなあ🤔