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G.I.ジョーのEDDIEのレビュー・感想・評価

G.I.ジョー(2009年製作の映画)
3.0
盛り上がりどころはパリのチェイスアクションシーンで、それ以外は肩透かし。
何も考えずに眺めてる分には楽しめるのが本作の良さといえるか。
ただ主人公とヒロインのキスシーンのタイミングが最悪すぎる。

『G.I.ジョー』って続編も製作されているし、なんと第三弾までが公開決定(公開日は未定)しているという一応人気シリーズ?
第二弾のドウェイン・ジョンソンがイメージ強いですが、主人公はチャニング・テイタムなんですね。
まぁこの手の正義感強いヒーロー役はテイタムにピッタリですが、それにしてもキャラの多さにしては各キャラの深掘りがないので全然愛着が湧きませんね。

G.I.ジョーに対抗して、悪の組織コブラが暗躍するわけで、このコブラ側の視点にも多くの時間を割いているにもかかわらず、こちらも全然深掘りがない。
映画としては118分という普通の尺ですが、この手のヒーローものとしては各キャラの設定を活かすための時間が足りなかった印象。
アクションや様々なハイテク武器にはワクワクしますが、それだけです。悪くはないけど、ホント可も不可もないって感じ。

ただ冒頭にも書いたように、テイタム演じるデュークとレイチェル・ニコルズ演じるヒロインのスカーレットのキスシーンが(確か)2度ほどあるんですが、特に1度目のキスシーン「そこでするの!?」と思うほど最悪なシチュエーション。
作品としてもゴールデンラズベリー賞ノミネートは致し方なしですね。

さらにコブラの一員バロネス役のシエナ・ミラーは最低助演女優賞を受賞。

デニス・クエイドやジョセフ・ゴードン=レヴィットらはなかなか良かったですけどねぇ。

続編第二弾はドウェイン・ジョンソンを軸として、引き続きテイタムやイ・ビョンホン、ジョナサン・プライスらが続投し、ブルース・ウィリスまでもが名を連ねている豪華さ。一応時間を見つけて観ようかなとは思いますが、第三弾はキャスト見ると明らかにスケールダウンしているのでたぶん観ません。

※2021年自宅鑑賞99本目
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