すずき

G.I.ジョーのすずきのレビュー・感想・評価

G.I.ジョー(2009年製作の映画)
3.8
近未来、ナノマシンを利用した新型爆弾を護送するデュークとリップコード。
だが謎のテロ組織の襲撃を受け、部隊は2人を残して全滅、爆弾は奪われてしまう。
更にテロ組織のメンバーの1人に、デュークの元カノが!
絶体絶命の2人を助けたのは、世界の平和を守る国際秘密組織G.I.ジョー。
2人は部隊の敵討ちと元カノの真意を確かめる為、G.I.ジョーに志願する…

人気玩具、G.I.ジョーの実写映画。
おもちゃのG.I.ジョー と言えば、ミリタリー色の強いリアルなアメリカ兵のアクションフィギュア、というイメージだった。
だけど、この映画は全然そんな事なく、ひたすら荒唐無稽なSFヒーローアクションもの。
メカ、銃、車、戦闘機、潜水艦、爆発、パワードスーツにドリルとガトリング、更にはニンジャとシュリケンとカタナまで!
男の子の好きな物全部乗せの痛快娯楽作です。
悪そうな奴はただひたすら悪く、正義の味方はひたすら正義。単純明快でイイね!

最新鋭のSFガジェットで戦うG.I.ジョーと敵組織コブラ。
パワードスーツで戦う主人公もカッコいいんだけど、やはりニンポーで戦う無口なニンジャ・スネークアイズが主役を食ってしまうキャラの濃さ!
そして彼のライバルである、悪のニンジャ・ストームシャドーはもっとカッコいい。
まず演じてるイ・ビョンホンがイケメンだし、いくつか衣装あるんだけど、全部白一色のコーディネートなのもサイコーにキャラ立ってる。
手裏剣をハンドスピナーみたいにクルクルしてるのもなんか笑える。
これ一作で終わる悪役にするのは勿体ないキャラクターだ。次回作にも登場しないかなぁ。

こーゆー大味でツッコミどころ満載な、おバカなアクション映画ってラジー賞受けいいよね。
もちろんこの映画もラジー賞を受賞してるんだけど、
これ何度でも言ってるけど、「ラジー賞=クソ映画」ではないからね!
この映画は頭空っぽにして楽しめる娯楽作として、優秀だと思います。