選ばれた男女４人「フォー・ホースメン」が派手なイリュージョンショーで観客を魅了し、華麗なテクニックで悪人から大金を奪う痛快な活躍を描いた前作から一年。常に相手を出し抜いてきたホースメンが一転して窮地に立たされる今作は、NYからマカオに舞台を移す中盤まで派手なステージショーがほとんどない。ホースメンを手玉に取る男はマカオの裏社会で頂点に立つ天才エンジニア。予告編では「科学vsイリュージョン」という触れ込みだったはずが、そんな直接対決はなく、科学の力と言うよりお金の力だろうと思えて仕方がない 笑。ダニエル・ラドクリフを悪役に起用したのだから、エンジニアより魔法使いだろって考えたけど、さすがに自虐ネタすぎるしイリュージョ二ストでは到底勝ち目は無いなと思い却下。
ホースメンの信頼関係に亀裂が生じチームの脆さが浮き彫りになり、「崩壊と再生」という意外と真面目なテーマが垣間見える。強い絆を取り戻すのは既定路線だが新たな仲間も加わり、ロンドンに舞台を移す終盤は駆け上がっていくような高揚感に胸が踊る。
個々のパフォーマンス、散りばめられたヒント、最後の大仕掛け。悪人を懲らしめるファイナルステージは最高に盛り上がる！観察力の鋭い方にはタネがわかってしまうかもしれないけれど、作中のIT企業「オクタ社」をずっと「オタク社」だと勘違いしていたポンコツ脳の僕にはタネなどわかるはずもなく、すっかり騙されたけど気分は爽快。ポンコツ人間ほど楽しめる作品なのかもしれない。悲しいけど(^◇^;)ﾊﾊｯ
ラストで過去の因縁について真相が語られるものの、強引すぎるし前作との整合性がとれないのは非常に不満が残る。
イリュージョンというより超能力の気がしないでもないし、このままスキルアップしていったら空でも飛べるんじゃないだろうかね。
催眠術が便利すぎっ！やたらと使いすぎなのも今後が心配。
と、いろいろ文句もあるけども何だかんだ言って好きな作品。３作目もあるようだし次は映画館で観ようかな(*´∇｀*)
金髪フランス美女、次こそ頼むで！←限定しすぎ
