oden8

グレイトフルデッドのoden8のレビュー・感想・評価

グレイトフルデッド(2013年製作の映画)
3.0
笹じぃ様で遊び過ぎ…。

"これは戦争だ。戦争だぁ…戦争…だ…"
by 復讐を心に誓う 塩見三十郎

ジャケットからして、まともな作品でないことは感じまくっとったけんども…。
笹野高史さんに何をさせとんね〜ん!!とは思うけど…笹野さんの観たことなかった魅力と。培われてきた演技力が爆発して怪演かも〜ん。流石の存在感。
主演の瀧内さんもなかなかの狂いっぷりを披露されたのでは。

物語のテーマは、"孤独"。孤独が人をいかに歪めるかが描かれている。描き方が滑稽無糖スタイルで。全くもっておかしく甘みのないビターな物語。それこそ"孤独"に対する荒唐無稽な表現方法だけど、案外"孤独"の核心や本質を突いているのではとも感じちゃうよねぇ。

これは、かなり飛躍した解釈ではあるんやけど。
"孤独"自体は決して悪いことではなく。孤独故に、自分の幸せを放棄することが
悲しいことなのではと感じるのん。
孤独が人を捻じ曲げることもあるし。孤独によって救われる人もいる。この作品の場合は前者を描いてんのかな。

孤独が生む苦しみを救うモノ。それが何なのか。それは、人によって違うだろうけど。

この作品の様に、"孤独っち"を見つけて嘲笑いだしたら…人として終わってる気がするよねぇ。
主人公も最初は孤独仲間を見つけて、"ワタシだけじゃないも〜ん"ぐらいの救いではあったんやろうけど。

救いを何に求めるかで、人生の彩りは何色にでも変わるんでしょうね。であれば、ハッピーな色になれる様に自分自身で楽しい色の"救い"を見つけにゃね〜ん。
僕にとって、それは"映画"かもん💞www
Cast(役者·キャラ) 4
Story(物語) 2.5
Architecture(構成) 2.5
Picture(画) 2.5
Acoustic (音) 3.5
22-467
oden8

oden8