まつき

駆込み女と駆出し男のまつきのレビュー・感想・評価

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)
3.9
妻側から離婚したくなっても簡単にはできなかった江戸時代、駆け込めば離婚を成立させてくれる幕府公認の寺があったそう。

その寺を舞台として、「駆け込んだワケあり女性」、「寺を運営する人々」や、そんな人間ドラマを間近で見たいという「駆出し医者の男」など、様々な人物が、江戸っぽさ全開の小気味良いセリフで繰り広げる、ワチャワチャ時代劇。笑いありシリアスあり涙あり!

とにかく江戸江戸しているこの映画。江戸時代の言葉なんてよく知らないけど、多分セリフは他の時代劇よりもさらに江戸江戸していた。

意味のわからない言い回しもあるし、聞き取れない言葉もあるけれど、小気味よくって、聞いていて楽しい。ずっと聞いていたかった!やっぱりリズムって大事。

でも心配することなかれ、大筋に関わってくるセリフは、分かりやすい言い回しと聞き取りやすさ。主要キャラの3人は、特に分かりやすいセリフが多かったと思う。

役者さん全員とてもいい味を出してるんだけど、とりわけ大泉洋が素晴らしい。落語のような話し方でまくし立てる長ゼリフのシーンは、もう最高です。惚れました。

映像面では、時代劇ということで、日本らしく四季の描写もあり、とても綺麗。

とにかく様々な人間ドラマを楽しめる。他の方のレビューにもある通り、連ドラにしてみても面白そう!

「べったべった だんだん」で涙。味のある邦画でした!