ゆ

駆込み女と駆出し男のゆのネタバレレビュー・内容・結末

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

一人一人に物語があって脚本が練られていて、ずっと気になっていたけれどやっと見ることができてよかった。
約2時間半、言葉が聞き取れなくて何度か巻き戻して見たから長めの大作に思えたけれど、それに値する作品だったと思う。気が抜ける瞬間がなかった。
Netflix日本語字幕つけられたならつければよかった!笑 ストーリーもっとちゃんと把握したかったなあ。

お吟・満島ひかり、やっぱりめちゃくちゃ好きだなあ。気迫に満ちた演技、エネルギーがある。妾としての振る舞いも艶やかで、じょごに対する愛も深かった。堀切屋にはずっと恋していたんだなあ...
おじょご・戸田恵梨香。美しい、綺麗。最後の展開もまあそうかなあ〜と思ったけれど、信次郎との薬草畑での密会や2年が過ぎてからの信次郎との接吻(どこの時代は言うのかな)、めちゃくちゃ可愛らしかったし、微笑ましいシーンがあってよかった。
信次郎・大泉洋。もう〜〜好き!!!いつもいつもいい味出しているなあ。全部嘘で畳み掛けて啖呵切る場面、傑作...大泉洋の醍醐味がギュ〜となっていると思う。
ゆうや法秀、玉虫やお雪、源兵衛や石井、堀切屋とその子分、そして重蔵や曲亭馬琴まで、みんなみんな丁寧に描かれていたと思う。そこがとても良かった!
北村有起哉や悪役が似合うな〜〜笑

史実に基づいているというのが最後にわかってびっくりした。
本当に今と生きる価値観も世界も全く違って、同じ日本の物語だけど、こんな世界もあるのか〜と思ってしまった。
恋をするのもお別れするのも命がけの時代。
そういえば江戸や日本の昔の時代が舞台の映画は初めて見たかもしれない。

“素晴らしい””素敵”な邦画だった。
お吟やじょごのようになりたいと思った。
べったべっただんだん!
ゆ