このレビューはネタバレを含みます
観終わって……とにかく色んな事が頭をよぎってまとまらない(・・;)
物語はある男の告白、そして殺害予告から始まる。7歳という幼い頃、5年間にわたって
今は亡き神父から性的虐待を受けた。その怨みを善良なるお前を殺す事で晴らす…というもの。全くもって理不尽な……
時々見られる聖職にあるものの性的虐待。
信仰って? 聖職って……。
主人公の神父は過去に傷持つ人ではあるけれど、まさに善なる人であり大いなる寛容の人。
思えば登場する村人たちはどの人もとんでもない性癖やクセのある人ばかり。
先の殺害予告の犯人は誰なのか…とサスペンス的な要素も。
最大の美徳は人を赦すこと。
娘に語った最後の言葉は、彼女の心にも留まっていたのか…。
父を殺害した相手に対して彼女が何を言うのだろうなーと想像させる所も…なんか良い。
邦題の「希望」とは……色々考えさせられる。