こう

フィフス・ウェイブのこうのレビュー・感想・評価

フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)
2.5
前半から中盤までは面白いのですが、終盤にかけて失速してしまった感があるのが本作です。物語の設定は良いです。

ただ、いかんせん主人公の弟を探すための物語になってしまっており、それがスケールダウンの要因になってしまっており、せっかくのスケールの大きさを活かしきれていないです。

面白そうだと思ってClipした際に、Filmarksでスコアを確認したときにあまり高くなかったので不思議だったのですが、観て納得しました。。。

主人公をクロエ・グレースが演じていますが、活躍するものの、特筆すべきそこくらいでしょうか・・・。ファンは良いと思うのですが、それ以外は見どころが笑

キャラの設定がキックアスくらい振り切っていたら、評価はもっと良かったと思います。(あの作品だと振り切りすぎですが笑)

あらすじです。
ある日、地球の上空に謎の飛行物体が現れる。それは、のちにアザーズと呼ばれることになる地球外生命体であった。アザーズは、人類に対して4度にわたる攻撃を行い、人類の99%が死滅。

主人公は、数少ない生き残りで、離ればなれになった弟を探すために、子供が集められている、軍事基地に向かうことに。
アザーズは人間に紛れ込んでおり、誰が敵か分からない状況で、主人公は旅の途中である人物に命を助けられる。ともに基地へ向かうが、アザーズからの攻撃(第5の波)を阻止し、弟を無事に救出できるのか。

タイトルのフィフス・ウェイブは文字通り5回目の攻撃から来ていますが、そこが重要じゃないのが本作のポイントです。(良くない意味で)

本作の目的は、あくまで弟探しなので、しつこいようですが、それが本作のスケールダウンにつながっています。

弟探しについては、前半部分の終わりくらいから、それが目的と分かるのですが、それまで謎に満ちた内容で、当たりの作品という印象でした。

そこからアザーズとの戦いもあるものの、そこまでではなく、主人公が疑心暗鬼になったり、など、アザーズを活かした展開がされないため、SFアクションを期待していると肩透かしを食らいます。

個人的にはもっとアクション多めで、アザーズとの戦いを主軸に置いた方が、ある一定層には受けると思います。

イメージ的にはオール・ユー・ニード・イズ・キルのような地球外生命体と人類の戦いで、そこにアザーズの目的や謎が徐々に明らかになってくるような展開だと良かったと思います。(多少ですが、伏線回収などがあるとよりベスト)

もちろん、クロエ・グレース目的での視聴でも良い(作中では活躍はしている)のですが、それだけになってしまうので、もうワンポイント欲しいというのが正直な意見です。(アクションのイメージとは合うので、本当におしいです)
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