BK477

ドクター・ストレンジのBK477のレビュー・感想・評価

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)
3.6
実はMCUシリーズでエンドゲームまでの本作"だけ"スルーしていた。
いざ見てみると、まずストーリーより、その映像美に圧倒される。
重力が無い?世界での上へ下へ、右へ左へ動きながらの三次元戦闘は面白いし、まさに「万華鏡」のような世界も独特で面白い。

そして、アベンジャーズシリーズのストレンジというキャラクターと、
本作序盤の彼は、結構印象が違うことにも驚いた。

少し残念だったのは、そのギャップを埋める過程があっさりで
その変化の過程をもう少し見たかったし、
トレードマークのマントの登場も、あっさり。
ついでにいうと、ラスボス?との戦いもあっさりで、

なんだか色々な事が簡略化されすぎているような印象。
言ってしまえばダイジェストを見ているような感じで、
現代的な作品なんだろうか。

一番おもしろかったのは"未熟"なストレンジのアクションシーンと、
巻き戻し世界の戦い。ここは「TENET」より先にやっていて、すごい。
中盤に「インセプション」を彷彿とさせるシーンもあったりするので、
この監督は、ノーランに影響を受けているのだろうか???
本作が「インセプション」の後、「TENET」より前という位置づけは中々興味深い。

PS.
そういえば、ストレンジの”手”って、この後どうなったんだろ?
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