ネネ

ドクター・ストレンジのネネのレビュー・感想・評価

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)
4.3
待ちに待ったお休み、待ちに待ったドクター・ストレンジ。
ということで観てきました、IMAX3D。
今回、MARVELのロゴ演出がまた良くて。
思い出すだけで、あの瞬間の興奮が蘇ってきます。
怒涛のアベンジャーズなんて……。そんなの最高すぎます。

さて本作の主人公はドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。
天才的な脳外科医であった彼は、自動車事故によって「ドクター」から「ミスターストレンジ」へと落ちぶれてしまった男です。

MARVELのヒーローたちはいつも、そのキャラクターのバッググラウンドに根付いた正義を持ちます。
今回のストレンジはドクター。
たとえそれが正義のための行いであっても、戦いは、相手や自分を傷つけるもので、ドクターが行う医療行為とは真逆の結果をもたらします。
その矛盾に対する決着の付け方が、ものすごく上手くて。
ドクターストレンジは「なおす」ことで、敵の行く手を阻むのです。
なおすという戦い方を、私は今まで見たことがなかったので、これは映画を見ていてハッとなりました。

そのことにも関連してくるのですが、本作では魔方陣が少し変わっています。
空に向かって魔方陣を描くとき、光よりは炎に近い感じて表現されていて、火花のようなものがパチパチと散るのです。
ただの光よりも、炎に近づいたことで、魔法が他者を傷つける「攻撃」であることを改めて感じさせられました。
ドクターが後半習得した力は、攻撃ではないため、優しい緑色の光でした。火花も散りません。

ちなみに本作、見終わった瞬間知人に送ったメッセージは「マントかわいすぎ!!!!」でした。
今後もドクターとマントのコンビに期待です。
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