ベネディクトカンバーバッチがアメコミヒーローねぇ…だって数学者じゃん？シャーロックじゃん？そのイメージがなぁ。って思ってたんだけど、ごめんなさいって感じでした。いい意味でマーベルっぽくなくて割とデアデビルなんかに近いテイストで最後まで楽しめた！
序盤手術シーン以降が物静かで連ドラっぽくて「おー」と思わされたと同時に最後まで見るとあの辺りの暗さというか静けさはすごくいい味出していたなと思った。
ビジュアルの世界観、時空の歪みやミラー世界なんかはマトリックスやインセプションに近いなとも思った。アメコミの原作を読んでいないのでそっちが先なのかもしれないけれど。。
マーベル系のヒーローものはヒーローになるまでの前段が一番面白いなと思ったし、逆にいうとそれをどこまで引き伸ばして面白くするかが肝とも言えるなーと。恐れと傲慢さから暗黒面に落ちそうとかはアナキンスカイウォーカーにも似たものがあるなとか思ってその辺もすごく面白いと思いながら観れた。
ヒーローとして誕生するまでが非常に面白かっただけに反動でそこ以降ラスト前まではちょっとトーンダウンしてしまった感じもあった。けれど最後のボス戦も若干のユーモアを織り交ぜつつ、無理に荘厳な感じにせずに終わらせたのもすごく好感が持てた。
ちょいちょい洋楽の歌手や曲名が出てくるのは彼の驚異的な記憶力を表現したかったのかもしれないけれど、手術中も音楽を聴きながらイントロクイズをするほどの音楽好きには見えなかった。大事な手術の時はかけてなかったし。ビヨンセとかエミネムとかアデルとかも無理に出さなくても良かったのではないかなー。むしろドクターっぽさ？とかを入れ込んだら良いのではとも思ったり。
全体としては面白かっただけにアベンジャーズとの絡みも非常に楽しみ。
３Dとか絶対すごかったろうにーー映画館で見れば良かったーーー
