おーしゃん

名もなき塀の中の王のおーしゃんのレビュー・感想・評価

名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)
4.0
青年が犯した罪や家族構成、その過去など、あらゆる情報を削ぎ落とし、狂犬のような青年が一人の人間となっていく様をただただ映し続けた傑作

BGMがなく、ゴツゴツとしたリアリティ溢れる描写に見入ってしまった

ラスト、思いっきり不器用すぎる父と子の心の通い合いに涙する

Jack O'Connellの若いながらもカリスマ性溢れる雰囲気が良かった
終始、何をしてもらっても「ありがとう」を言わないのだけど、最後の最後、大事な所で言うところが憎い