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ラブ・ハンター 恋の狩人のどーもキューブのレビュー・感想・評価

ラブ・ハンター 恋の狩人(1972年製作の映画)
3.3
山口監督のラブハンターフィルム狩り


 2012年6月25日 15時06分


1972年作品、脚本こうやまきよみ(神代辰巳)。監督山口清一郎。


此方裏ジャケット見ると裁判沙汰になり、長らく封印された作品。

山口監督もながらく映画を撮れなくなったというまさしく日本版エロス「赤狩り」にあった山口監督。

それを検証すべくいつものジュネオンDVD鑑賞となりました。



ラブハンター恋の狩人というより

積極的なラブ少し違法で過激なラブハンター有り

という感じでした。

裁判で猥褻と挙げられる作品なんで

どうだろうと見てみたんですが、

確かにエロチックだったですね。

主演の原英美さんがなんかエロスです。

主演さんが狂った大人の愛を若人カップルにラブ狩りを教授する物語とでも言うんでしょうか。

裁判、猥褻というか薬系な部分とか

その頃の性風俗と多種な行為が違法に引っかかったんかな?

とも思いますが、

今見れば何が裁判か?と思っちゃいます。

巷の大人のビデオの方がよっぽど裁判なご時世。

時代ですよね、ある意味古びてます。 

そこらへんの価値観、雰囲気、モラリティ。

なんで違法性的刺激はありませんが、女優さんがエロい雰囲気は、十分伝わりました。

なんか母、娘の関係は園監督の「恋の罪」を思わせます。


ラストがまた、唐突な波が襲います。

面白いよなぁ。
日活ロマンポルノの終了の仕方みんなおもろいです。

全て強引((笑))

この女優さん原さんと田中真理さん、

二人の駆け引きが正直意味がわからないズブズブ具合です。

またたまに

昭和30年代の告白みたいなベタベタなシーンがあり笑ってしまいました。

ネタバレになりますが、

「好きっ」といい

舌をペロっと 出すみたいな((笑)恥ずかしい)


しかし本作が劇場中止に なるってやっぱりおかしいですよね。

まあ

今がおかしいのか、

過激なのか、

なんでも有りなのが、おかしいのかわかりませんが?

今が出尽くし飽和してるのかもしれません。

本作の猥褻性は何も、何度も言いますが女優さんはエッチいでありました。



さて
ラブハンター的狩りシーンは冒頭のみの

山口監督の伝説的封印作品

ラブ積極的アンチモラル風恋狩人

山口監督のラブハンターフィルム狩り

ぜひごらんください。



追伸
本映画祭、やっぱり園監督の「恋の罪」の影響大だなぁ。2012年劇場鑑賞一発めの体験だったもんなぁ。
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