のぞみ

博士と彼女のセオリーののぞみのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
4.5
2018.39

『博士と彼女のセオリー』(The Theory of Everything)

イギリスで製作された伝記映画で、
理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士と彼の元妻であるジェーン・ホーキングの関係を描き出している。

監督はジェームズ・マーシュさん

そして主演はエディ・レッドメイン
エディの演技には鳥肌
【リリーのすべて】、【レ・ミゼラブル】のときもそうだったけど
役に完全に乗り移っていて、表情、台詞の間や言い方、頭の先から手の先、足の先までスティーブン博士

なんて、繊細な役者なんだろう!!
この作品を作り上げるまでにどれほどの研究をしたのか

謙虚で勉強熱心で温厚な性格であるエディだからこそ、除々に身体中の筋肉が衰える難病ALS症(筋萎縮性側索硬化症)という
難しい役を細部まで演じきれているのだと思います

私が知ってる全世界の役者の中でも1番で凄い素晴らしい

私自身、本作観る前までは「お涙頂戴」のストーリーだと勘違いしていました

しかし大いに違いました

人生の様々な局面を通り抜けて、
人生の方向性を自分で選んで行くカップルの姿を描いていました

二人の出会いから、ユニークな夫婦生活、破綻、別れ、現在までを描いています

伝記映画によく見られる綺麗ごとだけでなく、二人の愛憎や欲望など、
人間の感情の裏側まで細かく表現されています

スティーブン博士の父の
「よく考えなさい。現実は君の味方ではない。闘いにさえならない。耐え難い敗北に立ち向かうだけだ」
というセリフすごく胸の中にズーンときました

その後結局、耐えられなくなったジェーンを見ててもやっぱり愛と覚悟があっても……と考えさせられました

ラストのスティーブン博士の巻き戻しシーン
エディの演技力が光るとともに、人生の流れを感じ感無量

本作は、すごい力のある作品なんだなぁと
素晴らしかったです