たんたん

博士と彼女のセオリーのたんたんのネタバレレビュー・内容・結末

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ALS障害を二人の愛で乗り越えていく話…ではない。

スティーブはジェーンの自由や幸せを、
ジェーンはスティーブの博士や障害を。
互いを想い合い、尊重した結果が二人を別の人生へと歩ませたのだなと。
これが邦題の由来になったのかと思いました。

スティーブの講演であった言葉、
「どんな不運な人生でも何かやれることはあり、成功できる。生きている限り希望はある」これはシンプルに心を動かされました。

ラストのセリフや時間を巻き戻す演出も胸が打たれました…。ブラックホールは収縮を繰り返し最後には崩壊するのに対し、二人の愛が育んだ時間は崩壊しないのだと。

私が健常者であるせいか、ジェーン視点で見入ってしまい、幸せとは何なのか?と胸が痛くなる映画でした…。