このレビューはネタバレを含みます
ALS障害を二人の愛で乗り越えていく話…ではない。
スティーブはジェーンの自由や幸せを、
ジェーンはスティーブの博士や障害を。
互いを想い合い、尊重した結果が二人を別の人生へと歩ませたのだなと。
これが邦題の由来になったのかと思いました。
スティーブの講演であった言葉、
「どんな不運な人生でも何かやれることはあり、成功できる。生きている限り希望はある」これはシンプルに心を動かされました。
ラストのセリフや時間を巻き戻す演出も胸が打たれました…。ブラックホールは収縮を繰り返し最後には崩壊するのに対し、二人の愛が育んだ時間は崩壊しないのだと。
私が健常者であるせいか、ジェーン視点で見入ってしまい、幸せとは何なのか?と胸が痛くなる映画でした…。