へんり

ストレイト・アウタ・コンプトンのへんりのレビュー・感想・評価

4.0
シネクイントが初めてだったので、建物を探して地図を見ていたら、パルコにイカついお兄さんたちがゾロゾロ入っていくので場所が分かった。劇場内も恐そうな人たちで満席だった。予告編の間、場内がめちゃくちゃザワザワしていたけど、いざ本編が始まるとシーンと静かになって、なんかリスペクトを感じた。

さて内容は、若者たちがスターダムに昇りつめる中で喧嘩したり騙されたりする話で、最近だと「ジャージーボーイズ」が近いと思う。しかし本作は黒人のギャングスタラッパーの話というのがミソで、背景に黒人差別やギャングとの軋轢があるところが新鮮だった。特に、彼ら自身が受けた酷い仕打ちについて、ラップで吐き出すライブシーンは、めちゃくちゃかっこよくてアガりまくるので最高。本作は80年代後半が舞台だけど、今でも黒人青年が白人警官に射殺される事件が起きてるし、未だ状況は全然変わっていない。今の時代にこそ語り継がれるべき物語だと思った。