しゅんかみ

ストレイト・アウタ・コンプトンのしゅんかみのレビュー・感想・評価

4.6
 『ソーシャル・ネットワーク』のようでもあり、『ジャージー・ボーイズ』のようでもある青春映画でした。

 実話っていうこともあるせいか、過度にドラマチックになってない描き方だったけど、この映画に関してはこれで良いのかなと。
 主人公のギャングスタラッパー達が何に怒り、何を言葉にしたのかというのは分かるんだけど、もうちょっと最初にイージーEがラップをするまでに一捻りあったら個人的には好きかな。でもそれをやったらただでさえ長めの上映時間がさらに長くなっちゃうけども…
 けど、長いとは言っても体感ではかなりあっという間に感じた。
 一時の栄光までの駆け上がり感と、それが空中分解していく後半のコントラストはなかなか苦くて良かったです。

 しかし、この若い役者さん達、ほぼ全員初めて見た顔ばっかりだけど、めちゃくちゃ演技うまいし、後で見たらすげー本人達に似ててすごい。

 そういえば、MCレンという登場人物が出てくるおかげで、カイロ・レンがラップしてる姿をずっと想像してしまったぞ。
 実はこの感想、全部ラップで書こうとしてみたんですが、当然のごとく挫折しました。ラッパーの人たちマジドープです…