コーヒーマメ

ストレイト・アウタ・コンプトンのコーヒーマメのレビュー・感想・評価

4.2
マジにドープな映画キタァ!!!
観た日の夜に「Fuck the police」を聴き、そして叫びながらランニングしたり、大きめフードのパーカーを爆買いしそうになったくらいには本作を気に入った!

『8 Mile』の全米累計興行収入を3週で抜き去り、音楽伝記映画として歴代1位を樹立。
これは、いくらアメリカといえども、本作が“普遍的”に面白いことの大いなる証拠!
ヒップホップに関して全くの無知で挑んだけど、焼き付け刃の知識を付けて行くよりもかえって正解だった。

本作で描かれるラップ集団N.W.Aはギャングスタ・ラップの始祖であり、過激な歌詞が最大の特徴であるにもかかわらず、グループを結成するまでの経緯から見えてくる彼らの姿は、全くワルくない。
ここがとても興味深かったな〜。
彼らが如何に、アメリカン“なにくそ魂”で栄光を掴んできたか。
そのドラマチックなサクセスストーリーを前に、根暗な僕でもビートを刻み人差し指を立ててしまう。

黒人として、ワルになり切れなかった中途半端なギャングとして、愚直なまでに自分たちのメッセージを発し続ける5人はかっこいい!

ただ、山があれば谷もあるわけで、彼らの栄光もそう長くは続かず、メンバー間やマネージャーとの金銭面での対立が大きなひび割れを起こしていく。
正直、「光」の印象が強すぎて、「影」が蛇足というか在り来たりだった気がしないでもない。
マネージャーは当初から怪しい雰囲気、出しまくってたもん...w

本作がこれほど熱狂できる音楽映画になり得たのは、主演5人の熱演に他ならない。
オーディションで選んだガチメンバーの見せるパフォーマンスは胸を打つものがあり、何より実際の5人とめちゃくちゃ似ていることに驚き!!
アイス・キューブ、父息子で顔似すぎやろww
全員かっこいいわ。
特に、ドクター・ドレーの良いヤツ感、半端じゃない!

“かっこいい”と“ダサい”は紙一重。
どちらも経験した彼らが歌う音楽は、彼らの最大かつ唯一の武器だったのだ。
僕も何か一つ、たった一つでいいから武器を見つけたい。
来年も楽しくドープに過ごすぜ!(影響されすぎ)