かや

Re:LIFE リライフのかやのレビュー・感想・評価

Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)
3.7
今年公開映画124本目。

人生はいつだってシナリオ通りにはいかない。でも人生のシナリオはいつだって書き直すことはできる。

15年前にアカデミー賞の脚本賞を獲得したキースマイケルズ(ヒューグラント)。しかしそれからはヒット作に恵まれず…
生活が苦しくなり、なんでもやるとエージェントに頼んだら、田舎町の大学のシナリオコースの講師を提案され、渋々ながら引き受ける。

失敗、挫折しても新たに挑戦することでやり直すことはいくらでも可能だという前向きになれる映画。
これをガツガツと押し付けず、シュールな笑いのあるゆるーい描かれ方なのが良い。
脚本を執筆することを教えるということを通じて、生徒や他の先生とのウィットに富んだ会話が繰り広げられ、キースの変化が見てとれる。
そしてこれが観ている我々をニヤニヤさせ心地よい気分にさせる。

加えて映画の脚本家の話だけに、映画ネタが満載である。
知ってれば知ってるほど楽しめるのは間違いないだろう。
私はこの映画ネタで結構笑えました。
また、「バードマン」的な側面もあり、同じようなキャラクターが主演の映画が増えていることや、すぐ続編、シリーズ化の話が出るように、今の映画界をやんわりと皮肉ってるような印象も受けた。

実はそんなにヒューグラント出演作は観たことがなく、マークローレンス監督作品も初めて。
定番のタッグらしいが、これには納得。
ヒューグラントの強気でちょっとウザそうだけど、本当は過去にすがる弱い人間っぷりはお見事。
良いジョーク言えましたってドヤ顔するけど、周りは全くウケてなかった時のなんとも言えない表情が好きです笑

生徒役と先生役には個性豊かな人たち。
かわいいおばちゃんことマリサトメイが生徒って使い方は良いよね~
50歳には見えないですよ。
あとJKシモンズの優しくて涙もろいかわいいパパっぷりね。
鬼のような先生の印象が強いからギャップがね笑
これを「ファッキンテンポ現象」と呼ぶ。
他にもアリソンジャーニーやクリスエリオットも最高のキャラだった。


真新しさはないものの、安心して観れる映画好きには嬉しい要素が詰まった映画です。
脚本家が主人公ってことで、一般人よりも批評家や映画関係者にウケそうな雰囲気はありますが…
個人的には結構笑えてほっこりでき、2人がタッグ組んだ過去作を観てみたいと思えるような作品でした!

原題はThe Rewrite。邦題はリライフ。
たった一文字違うだけで原題の上手さ、邦題の安易さが分かるのもまた一興。