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サヨナラの代わりにのwesttribeのレビュー・感想・評価

サヨナラの代わりに(2014年製作の映画)
4.1
個人的には「最強のふたり」よりも強く、深く、胸に刻み込まれた映画。
ヒラリー・スワンクの鬼気迫る演技に圧倒され、
エミー・ロッサム演じる介護人は、内面も外見もだらしない大学生だったが、
人の役に立つことの充実感に目覚めていく。メイクや服装も含め、その変化がわかる。

夫の行為は、責められて当然ではあるのだが、
もし自分がそうだったら…と考えると、理解できなくもない。
…などと言ったら、怒られるかな?
最終的に、彼女に寄り添い続けた彼の心に曇りはなかったと思う。

「負い目を感じて生きること」を拒否する患者と、
「自分がやりたいからやっている」という介護者。
お互いが相手のことを思いやっているからこそのすれ違いが切ない。

感動ポイントはいくつもありますが、
闘病友達の夫の手紙、
一緒にピアノを弾くシーンは、かなりグッと来た。

「50/50」「きっと、星のせいじゃない」
「博士と彼女のセオリー」「アリスのままで」
これらの難病ものの名作に比肩する、熱量の高い作品です。

少しだけネタバレをお許しいただけるなら、
「歌」は聴かせてあげたかったなあ…