あきしげ

殺し屋チャーリーと6人の悪党のあきしげのレビュー・感想・評価

2.5
サイモン・ペッグに頼ったキャラクター。

良かった点。

・サイモン・ペッグはいるだけでいい
・違う視点からの演出

悪かった点。

・全体的にパンチがない
・他の悪党は今一つという感じ
・ミスリードの見せ方が下手

サイモン・ペッグが主演だから期待する。
結果としてサイモン・ペッグ頼りの内容。
そのサイモン・ペッグも遠慮気味な演技。
チャーリーには可能性を感じさせる設定。
でも、思ったほどの爆発力がありません。

冒頭の出来事を別の視点で魅せる。
これは本作において最大の見せ場。
「なるほどね」という程度の感想。
つまり、ガツンと来る感じはない。

全体的になんだかモタモタした印象。
そのせいで緊張感が伝わらないです。

ブラックコメディだからずっと低空飛行。
上に行かず下にも行かない微妙なライン。
どうせやるなら突き抜けるべきなのです。
それが足りないから本作は微妙な印象に。

こういうタイプの作品が実は一番記憶に残らない。
それなりの主人公、それなりの演出だけです。
爪痕を残すという感じがまったく伝わってこない。
監督は置きに行ったという残念な結果でした。
あきしげ

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