サイモン・ペッグに頼ったキャラクター。
良かった点。
・サイモン・ペッグはいるだけでいい
・違う視点からの演出
悪かった点。
・全体的にパンチがない
・他の悪党は今一つという感じ
・ミスリードの見せ方が下手
サイモン・ペッグが主演だから期待する。
結果としてサイモン・ペッグ頼りの内容。
そのサイモン・ペッグも遠慮気味な演技。
チャーリーには可能性を感じさせる設定。
でも、思ったほどの爆発力がありません。
冒頭の出来事を別の視点で魅せる。
これは本作において最大の見せ場。
「なるほどね」という程度の感想。
つまり、ガツンと来る感じはない。
全体的になんだかモタモタした印象。
そのせいで緊張感が伝わらないです。
ブラックコメディだからずっと低空飛行。
上に行かず下にも行かない微妙なライン。
どうせやるなら突き抜けるべきなのです。
それが足りないから本作は微妙な印象に。
こういうタイプの作品が実は一番記憶に残らない。
それなりの主人公、それなりの演出だけです。
爪痕を残すという感じがまったく伝わってこない。
監督は置きに行ったという残念な結果でした。