スギノイチ

バイオレンス・マウンテン 凌辱の山のスギノイチのレビュー・感想・評価

3.0
ソフィー・ロウ演じる姉は、綺麗で儚く自然を愛し、何だかイノセントな雰囲気を纏っている。
まるでジブリヒロインのごとし清純さだ。
こんな娘が、猿轡を噛まされチンピラにバックから犯されるのだ。非常に痛々しく背徳感がある。
さらに、最初のレイプが街で噂になり、よりタチの悪いチンピラが家を襲撃するようになるという悪の連鎖。

レイプリベンジ映画ではあるものの、同ジャンルにおける他作品の様に積極的に戦う訳ではない。
ひたすら逃げ惑っていたら、成り行きで敵をやっつけてしまったという感じだ。
そこの展開はちょっと弱いのだが、ラストの戦いを決意した姉の表情と、敵と対峙したショットが美しい。
殆ど台詞の無い映画なのだが、このシーンはその効果が最大限に出ていたように思う。
スギノイチ

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