TOT

イントゥ・ザ・ホワイト(原題)のTOTのレビュー・感想・評価

3.9
WW2、狙撃戦でノルウェーの雪山に墜落した英独パイロットの実話。
彼女が待つ者、落伍者、夢を諦め戦争に逃げた者。
極限の状況でそれぞれの胸の内を明かし、わかりあい、打ち砕かれるのを観る時、戦争の無情を思わずにいられない。
とても良かった。
イギリスとドイツっていう共に支配の歴史を持ち、敵対した国の兵士たちが交わす台詞も面白くて。
キャストもルパート・グリント、フロリアン・ルーカス、デヴィッド・クロスと充実してるんですけど、なんで未公開なのか不思議。
狩猟はするけど捌き方はわからない、料理は召使いがやるから料理もしたことないっていうポッシュなキャプテン、ダヴェンポート役のラックラン・ニーボアも良かったな。
初めて観たんですけど、どことなく若かりし頃のヒュー・グラントに似た雰囲気。

特集上映サム・フリークス
TOT

TOT