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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

3.9

ガーディアンズオブギャラクシーシリーズ第2作目🎬

ストーリーは再び銀河の危機に立ち向かうガーディアンズの運命と主人公の出生の秘密を描いた作品でした。今作は何と言ってもオープニングから胸熱でした。ロケットが音楽かけようぜと提案してから、グルートが音を流してタイトルがドーン、演出カッコよすぎます。初っ端から大好きなグルート祭り!!グルートがミュージックをスタートさせて踊りだす所可愛すぎました。タイトルロゴがドーンと出てから、ずっと気持ち良さそうに踊りながら歩いてるベイビーグルートにピントが合ってるんだけど、その奥のボヤけた所でめっちゃ頑張ってアビリスクと戦っているメンバーがいるんですよね、、この温度差がまた堪らないです。オープニングから心鷲掴みされました。

そして今作の見所は男ヨンドゥ一世一代の晴れ舞台です。彼のアクションは主役級でした。エゴと対をなしているピーターの父親としての在り方は考えさせられました。前作からヨンドゥのピーターに対する秘められた想いというのは見え隠れしていました。金のため幼いピーターを地球から誘拐したものの、なぜかその身を引き渡さず手元に置き続けた彼の本心、依頼主であるエゴの恐ろしい真意に気づいたのも理由のひとつでしょうが、もっと大きいのは自身の暗い生い立ちとピーターとを重ね合わせ、彼を救う一大決心をしたということです。実はこれは救いの継承であり、自分がかつて救われた恩を還元しているのです。しかし生来の不器用さと天邪鬼によって、その愛情をストレートに表現することができませんでした。彼の人生は不器用さと誤解の積み重ね。そのために心酔していた仲間たちから追放され、愛するピーターには去られ、部下たちの反旗を引き起こしてしまう。そんなジレンマを身に染みてわかっているからこそ、実は似た者同士であるロケットの無鉄砲なかまってちゃんぶりを指摘し、「俺のようにはなるな」と教え諭したのでしょう。失ってから気づくのは遅すぎる。そして失ったものを取り戻すには大きな代償を払わねばならない。

ピーターがエゴの惑星へと向かった事実を知ったヨンドゥは、おそらくその代償を払う覚悟をすでに決めていたはずです。「俺はメリー・ポピンズだ!」と口にしながら戦いの場へと降り立った彼の心は、命に代えてもピーターは俺が守る!カッコよすぎます✨不器用すぎる男がその心を精一杯開き、わずかな隙間から覗く大切な息子へのあふれんばかりの愛情。似た者同士であるロケットは、すぐにヨンドゥの決死の覚悟を理解しました。 「仲間を失うのはひとりで十分だ」。そう、ヨンドゥはもう仲間なのです。短い期間だったかもしれませんが、彼はガーディンズ・オブ・ギャラクシーという最低最高チームのメンバーになり、家族となり、父となり、その役割を命をかけて果たしたのです。泣けますね😭仲間によってヨンドゥの宇宙葬が行われるなか、ロケットの粋な計らいによって集まってくる100以上に及ぶラヴェジャーズの船団。そこには若きヨンドゥを救った恩人スタカーの姿もありました。彼の家族がすべてここに揃ったのです。彼の生き様は忘れることはないでしょう、、
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