EDDIE

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのEDDIEのレビュー・感想・評価

4.1
「テイザーフェイス!爆笑」
いやぁ笑った!泣いた!GotGは前作もかなり上質な作品でしたが、第2弾の本作は前作にも増してスケールアップ!!

今回は主人公ピーター・クイル出生の秘密が明かされるわけですが、そのピーターの父エゴとの対峙がテーマとなるわけですな。
まぁエゴの強さがまたチートなわけですが、ピーターは神にも近しい壮大な力を持った父の後継者となるか迷いながらも決断に迫られていくわけですが、最後の対決のシーンはGotGリーダーとしての意地、強さを見せつけていただきました。
そして、クライマックスはもう感動しないわけないです!ヨンドゥー!!!あんた男の中の男やで!

本作の凄さって個性的なキャラクターが多数出演しているにも関わらず、決して交通渋滞が起きない点ですよね。
ガーディアンズオブギャラクシーの味方側だけ見渡しても、ピーター、ガモーラ、ドラッグス、ロケット、グルート、ヨンドゥ、クラグリン、ネビュラ、マンティスと実に9名が名を連ねるわけです。それぞれキャラが立っていて特徴的だからこそ、全然邪魔にならないし、逆に存在感薄いキャラもいないってのは凄いですよね。

ピーター、ガモーラ、ネビュラあたりは自分との戦いというか、葛藤を上手く描いているし、ヨンドゥやクラグリンは最初敵の立場でしたが、終盤になるにつれてどんどん愛着が湧くんですよね。
ちなみにクラグリンを演じているショーン・ガンはジェームズ・ガン監督の弟みたいですね。6人兄弟の末っ子とのこと。初めて知りました。
GotGの良いところって人間ドラマを上手く描いていることが一番だと思うんですけど、笑いを絶妙に織り交ぜてくるところが憎たらしいぐらい上手い。

ドラッグスとマンティスのやり取りなんて、酷い夫婦漫才見せられてる感覚ありますけど、ホント声出して笑っちゃう。醜い醜いと面と向かって失礼なこと何度も言っときながら、自分がタイプじゃないとか言われたら「失礼じゃないか」って(笑)
マンティスに隕石みたいなのがぶつかった後に「マンティス、気をつけろ!」って言うのおせーよ!とか。やっぱドラッグスの言葉選びは天才です。オツム弱いキャラが本当に上手く活きてるなって感じます。

あとはやはりロケット&グルートのコンビは安定感あります。もうグルートは相変わらず可愛すぎるんですが、ロケットに至ってはあの口の悪さが囚われの身になっても遠慮することなく、テイザーフェイスバカにしすぎ(笑)
いや、公開当時劇場で観て、今回は2度目の鑑賞なんですけど、テイザーフェイスだけは脳裏に焼き付いてましたもん。あの饒舌な口の悪さがまさかブラッドリー・クーパーの口から出ていると思うとそれもまた粋ですよね。

MCUシリーズ恒例のエンドロールのボーナス映像も、本作に関しては盛りだくさんで5つぐらいありますよね?最後まで見逃さぬように!

改めて観ると壮大な宇宙を題材にしておきながらも、魅力的なキャラの描き方や感動する物語の作り方など、やっぱジェームズ・ガンさん、監督はあんたしかいないですよ、と。
次回作が待ち遠しくて仕方ないです。

いやぁ、でもその前に「アベンジャーズ エンドゲーム」ですな。
ひとまずHuluで配信されてるMCUシリーズはひと通り制覇しました!
あとはエンドゲームまでの残り1ヶ月でゆる〜く「スパイダーマン ホームカミング」「マイティ・ソー バトルロイヤル(個人的には原題のラグナロクと言いたい)」「ブラックパンサー」「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」「アントマン&ワスプ」を観るとします。
まぁ「アントマン&ワスプ」以外はひと通り観てるんですけどね。
EDDIE

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