チブ夫

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのチブ夫のレビュー・感想・評価

4.1
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑭】
泣いた。このシリーズが爆発的人気を誇る理由がわかった。前半から媚び飛ばしまくりで「おうおう」と思ってたところに怒涛のクライマックスが用意されていて普通にやられた。無秩序軍団に見えて、愛に溢れた義理深い奴らだよなあ~とは前作から感じていたものの、本作で描かれていたのは紛れもなく仲間の垣根を超えた銀河規模の愛だった。MCUの中で言えばキャプテンアメリカ2作目で泣きかけた憶えがあるけど、マジ泣きさせられたのはこれが初めて。
インフィニティウォー以降でどうなるかは置いておいて、そもそもMCUの中であれほど伝説的な死を遂げるようなキャラクターは悪役を除けば存在しなかったはず。死んだように見えて実は生きていたというパターンがたまにあるものの、完全な死は当然、脈々と続く大シリーズから姿を消すことを意味する。それほどにシリアスなシーンが、よりによって最もハチャメチャな部類にあたるこの作品に盛り込まれたことに驚いた。「愛」以前に「死」というものの重みをも感じさせられる内容だった。
ひとまず気持ちを落ち着かせ、そののちに満を持してアベンジャーズ/インフィニティウォーを目撃します。
チブ夫

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