青二歳

Peeping Life WE ARE THE HERO/ピーピング ライフ ウィーアーザ ヒーローの青二歳のレビュー・感想・評価

2.5
昨今のアメコミ人気には全くついていけません…しかしヒーローなら多分ある時期までは日本製もかなり量産されていた気がします。で、手塚プロとタツノコプロのヒーローたちを借用して、ゆとり系ポストヒーロー像を叩きつけるアニメ。これで怒られないんだから、日本って二次創作への許容範囲が広過ぎないかと思う。
オタク「スーパーヒーローじゃないと…グフッ。って今の日本にはなしフッフ(引き笑い)。昭和の日本だったらな。平成の日本にヒーローなんているのぉ〜フッフ。海外輸入ばっかだろって。グフッ」
ヒーロー「日本にはおれたちがいる」

元々短編アニメなので、長編アニメはちょっと冗長。気になった方は短編の方を勧めます。退屈。
手塚プロ・タツノコプロのヒーローたちが全員ゆとりキャラという脱力系で、会話劇もゆとり風。ほぼ全てアドリブらしいんだが、これが別に面白くない。半笑いがゴールというふしぎなテンション。元々の5分だとまぁ笑えるんだけど、劇場版だとちょっと長いなぁ…声優が元ネタ知らないんだろうなぁってのが多いし。
その中ではゴールドライタンとマグマ大使の絡みが一番好きかな。噛み合わない加減が。

このアニメを見ると、真から語彙力を増やしたいと心に誓う。先日19歳のスポーツ特待生と話す機会がありまして…「〇〇って店行ったんすけどマジやばくて(店員の態度が本当に悪くて)、マジないわーってなって(気分を悪くして)、で〇〇に行ってマジやばいってなって(いいお店で良かった)、あーねって感じじゃないですか(同じような店でもこんな違うなんてヒドい話ですよ。ともあれいい店に当たって友達にもメンツ立って良かったし嬉しかった)。」以下この調子で話が進むんですよ。会話をつなげた自分を褒めたいですよ。東北の某名門校出身の子でしたが、高校時代午前しか授業なくて、午後は丸々部活で、授業も中学校の範囲しかやらないらしいです。全国区の選手を育成する前に国語だけはやってください。とはいえ実は慣れると割に会話が成り立ちます。「あーね」と「分かる」は便利。ただ初対面の時はさすがに疲れる。
青二歳

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