「火星漂流マイクラ、?」
本質的にはキャストアウェイみたいな漂流モノで、そういうのが好きな僕は思わずニッコリ。
プロローグが少し駆け足なのが惜しい。
火星日歴が進む過程を、日めくりでコミカルに描く。
サットコン管制室で火星の衛星写真を見る女性。気の抜けた「エッ」て声がめっちゃいい。マッケンジー・デイヴィスかわ。
中盤からはヒューマン(社会)ドラマ。
急にアメリカンな群像劇になるのでちょっとG感じるかな。コンデイジョンの設定でラブ・アクチュアリーする感じ。単純なストーリーが見たい人は少し飽きるかも。
全体観は別として、細かな所作の演出がとても好き。指名パロディ。
宇宙海賊編の始まり方はハルマゲドンのそれ。打ち上げするときの表情は、マット・デイモンの妙。
エンディングの演出といい、テレビドラマのような装丁だね。
ごちゃごちゃ言う必要ないくらいポップにまとまったSFアドベンチャー。ラストのワトニー、ちょっと船越英一郎似!