佐藤でした

オデッセイの佐藤でしたのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
3.4
火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた…。

火星版キャストアウェイ、という情報だけを持って鑑賞。確かに、まさしく、という感じで、マットが砂しかない火星でサバイバルする。そこにあるのは“英知”だけ。

邦題を「オデッセイ」としたようにSFアドベンチャーなわけですが、実話ベースなのかと思えてくるほど“リアル”。宇宙空間というものがそんなに遠いように感じなかったのは、新しい気がした。

そのリアリティは、やはりこれが、リドリー・スコットが作った「SF」ということ。宇宙まで行っても「人間の強さ、たくましさ、底力」を描いてみせ、誰もが持ち得る“チカラの在り処”を教えてくれる。

SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」から描かれてきた宇宙の神秘性や、幻想的な風景といった視覚面でのエンタメ性がないのも監督らしい。
だからこそリアリティを高めることができたのだけど、火星まで飛び出したわりには、普通のアメリカンな感動ストーリーに留まってしまった気がする。

あと、音楽の使い方が残念だった。詳細には触れませんが、彷彿とさせた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が良すぎた余りに、目劣りを感じた。

そして、これは「そう見えた」だけのことなのですが、マットの激やせ姿、吹き替えですよね?
いや、「なんだ!吹き替えかよ!」って意味ではなくて、むしろ役ごとに太ったり痩せたりする必要は無いと思うんですけど、、小声で (あれってさ、吹き替え、だよね?…)って確認し合いたくなる微妙さなんですw