らんらん

オデッセイのらんらんのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
4.2
火星サバイバル、救出もの
主演はマット・デイモン
他、ジェシカ・チャステイン、ケイト・マーラら

【内容】
火星に置き去りにされた主人公(マット・デイモン)のお話

置き去りにされちゃって(死んだと思われた)
帰る手段はない、連絡手段もない、最短でも4年は地球から人が来ない、食糧は切り詰めても1年持つかどうか、さらには火星の過酷な環境etc
な絶望的な状況の中でも諦めずに生きようとする主人公

一方で主人公の生存に気が付いたNASA側は救出しようと動き出すが、こちらはこちらで様々な問題が待ち受ける、、、

【感想】
凄い面白かった
宇宙を舞台にしたSF映画の中でもトップクラスの名作
ドキドキもワクワクも感動もいろんな要素がバランス良く構成されていて最高のエンタメになっている
登場人物たちとシンクロして一緒に喜んだり悲しんだり出来ちゃう映画
それが出来るくらい集中して見れるいい映画なんだと思う

印象に残るシーンがいっぱいあるけど、やっぱり感動シーンがやばかった
苦労の末初めて交信が成功するところ、仲間たちが全員一致で救出を決意するところ、救出成功してみんなで抱き合うところ、それにあるあるだけどNASAや全世界がYAAHってなってるところなんかも、いっぱい感動しちゃった

そして映画では描かれないところ、日々の生活の苦労とかストレスなんかも半端なかったんだろうなーって
劇中ではあっさり何百日とか経ってるけどとんでもないよね?
でもそういうのはあまり見せないんだけど、終盤のマット・デイモンの姿がそれを物語ってるって表現も凄かった
リアルならもっとヤバそうな気もするけどあれでも十分凄かった

・その他気づいたこと
中国いつのまにそんなに発展してたの?いや宇宙開発してるのは知ってるけど映画でこのポジションで出てくるのが意外だった、あれ?ロシアじゃないんだ?って

あとはリアリティ的な問題が気になる
よくわからないけど劇中頭のいい人たちが「可能だ」って言ってるから流したけど、ほんとに可能?
そもそも言い出すとあんなに生き延びること自体が可能なの?冒頭の嵐でみんな逃げ出すような星なのに長期間住めるものかな?何日もローバーで旅できるものかな?
たぶん劇中のほとんどが無理だと思う、野暮なのはわかってるけど気になる
もちろんそれはそれ、映画として面白ければ良いんだけどね
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