ビリケン

オデッセイのビリケンのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
3.5
火星に置き去りにされた宇宙飛行士の運命を描いた映画
気分が落ち込んだときにオススメ☆

火星での事故によって消息不明となったワトニーだが、衛星の画像によって生息が明らかになる。
そして彼は何も無い火星の地でたった一人その時が来るのを待つ。なんと次の有人探査機が来るのは4年後だった…
せいぜい300日程度分の資源で彼がどう必死で無人星を生き延びるか を描いたSF作品である。

この作品で印象的だったのは、シリアスな内容にも関わらず楽観的な描き方をしているところ。それとワトニー救出作戦が世界中の注目となり、世界のヒーロー的な存在として描かれている点である。
前者はおそらく絶望的な状況ではあるが描きたかったのはそこではなく、如何に生きるか の方だったのでは無いかと思ったが、後者に関しては少し違和感を感じた。
たった一人のためにかけている時間やコストが尋常ではないのも相まって、最後まで納得のいかない印象が残りました。
個人的には「インターステラー」の様にSF感や恐怖感を出しても良かったのではと感じてしまった。