みかん

オデッセイのみかんのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
3.8
NASAの火星探査中の事故で、たった1人火星に取り残されてしまった宇宙飛行士の主人公ワトニーが繰り広げる、壮大なサバイバルヒューマンドラマ。

NASAとの交信手段もなし。
水や食料はおろか酸素もほぼない。
次の火星探査は四年後。

そんな絶望的な状況でも、明るさやユーモアを忘れずに、一つ一つ問題を冷静に優先順位つけて判断し解決していく様子には感服。

成功と失敗を繰り返し、ワトニーと一緒に一喜一憂しながら、ラスト背水の陣で挑んだ宇宙空間でのシーンは美しい構図で息を呑み、本当に感動でした!

NASAや火星ミッションのクルーたちの知恵と勇気もすごいし、とにかくワトニーはもちろん全員が自分の力を最大限発揮して、最後まで絶対諦めないという気持ちが素晴らしかったです。

『ゼロ・グラビティ』や『アポロ13』も感動でしたが、この2つのいいとこ取りしたような感じで、たった1人で危機的状況に追い詰められたとこからのスタートによる緊張感味わいながら、地球で待っててくれてるみんなとの喜びも分かち合えてとってもよかったです。

一歩一歩前に進んで諦めないひたむきさや勇気をもらえる作品でした。


★NASAの有人火星探査ミッション『アレス3』に参加していた6人のクルー。

火星の大嵐によってミッション中止に追い込まれ、大急ぎで撤収する中、ワトニーは暴風で吹き飛ばされて帰還用ロケットに乗り込むことが出来ず死亡したと判断される。

悲嘆に暮れるクルーやNASA。

しかし、ワトニーは奇跡的に生きていた。誰もいない火星で過酷な現実に直面するが、地球に帰ることを信じてサバイバル生活を始める、、。
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